熊谷知事の4年間の実績や地方議会議員をしていて変わったと実感したことをまとめてみました!
大網白里市議会議員
森 けんじ

ビジョン③災害から県民を守る「防災県」を確立
課題として
令和元年台風で千葉県は大きな被害を受けたが、大網駅前は2級河川小中川、準用河川金谷川、両総用水が交差する場所で、大変な浸水被害を受けた。
知事みずから現場を見て頂き、千葉県による2級河川小中川の護岸整備事業がスピードアップし、2024年に一次工事を終えた。
課題とこれから期待すること
大網駅前は昭和47年に現在の場所に移転したのだが、残念ながら水害の際に溢水してしまう場所である。引き続き、市と県に連携頂きながら交通手段を守りたい。
ビジョン⑤半島性を克服する交通インフラの充実
課題として
2023年12月、JR千葉支社が外房線直通の京葉線快速を大幅減便するダイヤ改正を示唆。
県知事は問題を早々に把握してくれ、同月中に会見で快速減便についての苦情を呈し、翌1月にJR千葉支社と話し合いの席を持った。最終的にJR千葉支社は妥協案を示し、当初よりは快速の減便は緩やかなものとなった。
課題とこれから期待すること
3月、そして9月のダイヤ改正で、京葉線の外房線直通快速の減便は、当初案よりは改善がみられるが未だ改善ができると考えている。引き続き、沿線自治体と県で連携し、改善を要求していきたい。
ビジョン⑦子育て世代の知事として「小さな手に大きな未来を」
課題として
保育の質を上げるため、「森のようちえん」自然保育について研究を重ねていた。
知事も既に自然保育について理解をされており、「自然保育認証制度」を定めてくれた。
課題とこれから期待すること
自然保育は子供の自主性を高める素晴らしい考えだと思う。自然保育認証制度は始まったばかりだが、引き続き趣旨の理解を深め、広めていきたい。
また今後は認証園に財政上の優遇措置などできるといいのではと考えます。
ビジョン⑧豊かな海づくり、里づくり
課題として
九十九里浜、白里海岸防潮堤のかさ上げ工事。 地盤沈下や海面上昇により、砂浜が徐々に減少している状況。管理がされていないと砂が堆積して簡単に防潮堤を超えてしまう状況であった。
令和4年度に海岸防潮堤のかさ上げ工事を実施頂いた。
県では2020年、「九十九里浜侵食対策計画」を発表。2020~49年の30年間に事業費約340億円を投入し、砂浜幅40mを確保することを目指す。
課題とこれから期待すること
白里海岸を含め、九十九里浜の浸食状況は深刻。千葉県の「九十九里浜侵食対策計画」に基づき、状況に対応頂きたい。
流山市議会議員
近藤みほ

ビジョン①現場主義と対話で開かれた県政を実現
課題として
県政の流れが見えにくかった。
流山市の行政は熊谷知事になって情報のやりとりがスムーズになったとい声が多い。Twitterの発信で県政がより身近になった。他の自治体のことも知れるようになった。
課題とこれから期待すること
県民レベルでの対話ができていたかというとハードルが高かったように思う。熊谷知事の演説や報告を直接聞ける機会が想像より少なかったのは、残念でした(もちろん、私自身の力不足でもあると思います)。
ビジョン⑦子育て世代の知事として「小さな手に大きな未来を」
課題として
①教員採用倍率の低迷の影響から、教員の質の低下・欠員
②社会経験のない教員と保護者とミスコミュニケーションから、問題が深刻化
③多様なニーズをもつ子ども達に向き合うことと、学校運営を両立するマネジメント力の不足
令和4年度の授与件数は23件で全国で6番目、令和5年度は84件とさらに増えています。以前から近藤さんから要望を受け、県教委としては他県よりも積極的に取り組んでもらっている状態です。引き続き積極的な周知と活用を求めていくとのこと
課題とこれから期待すること
各地方自治体が抱えている課題を鮮明化して県に提案することが大切であるため、流山市が抱えている課題を改善するための実例づくりを以下を軸に実践、千葉県教委と情報共有する
①(青森県が実施している)幼・保・小の連携を確実にするために、幼稚園・保育士を小学校低学年の先生に
②プロサッカー選手を目指しており、いずれは教師を考えている方を対象に事例づくり(課題整理)
③流山市の人員不足状況(技術、音楽、美術などが不足)を調査、人材要件の整理中。出来次第、次の手をうつ
袖ヶ浦市議会議員
根本 駿輔

ビジョン③災害から県民を守る「防災県」を確立
課題として
台風災害の際、市の被災状況が県に共有されるのが遅く、県はじめ広域からの支援の遅れにつながった
台風の場合は事前にある程度予測できるため、県のリエゾンを事前に市に送り込んでいただき万全の連絡調整体制がとれた。
館山市議会議員
石井 敏宏

ビジョン⑦子育て世代の知事として「小さな手に大きな未来を」
課題として
⑦森のようちえんには行政の支援がなく、利用者の負担が割高であった。
⑦森のようちえんの利用者に対して、市・県・国で3分の1ずつ補助する制度が実現した。
ビジョン⑧豊かな海づくり、里づくり
課題として
⑧ビーチクリーン後のごみ処理で、県の受け入れに縦割りがあり、現場で苦労していた。
⑧県の縦割りが解消され、ごみ処理がスムーズになった。
館山市議会議員
石井 敏宏
ビジョン⑩「千葉県を経営する」 行政の縦割りを超える
課題として
⑩水道広域化のスケールメリットは明らかなのに進まなかった。
⑩県のリードにより安房も水道広域化が進められている。
その他(県政ビジョンに該当なし)
館山市でディズニーパレードが行われたことは地元で歓迎された。
鎌ヶ谷市議会議員
針貝和幸

ビジョン①現場主義と対話で開かれた県政を実現, ビジョン⑤半島性を克服する交通インフラの充実
課題として
鎌ケ谷市の一番大きな問題は北千葉道路。現在鎌ケ谷の一歩手前大町まで事業化が決定。熊谷知事の下、スピーディに進むことを望む。
直接知事が視察に訪れて新鎌ケ谷北西部の開発に理解を示す
富津市議会議員
千倉 淳子

ビジョン①現場主義と対話で開かれた県政を実現, ⑧豊かな海づくり、里づくり
課題として
県立公園である富津公園の有効活用のために様々な課題があった。
検討会議のメンバーは多岐にわたり、様々な可能性を秘めた意見交換がなされたことで、新たな千葉県の魅力となる公園づくりについて期待されるところである。
鴨川市議会議員
秋山 貢輔

ビジョン②コロナ対策にリーダーシップを発揮, ビジョン⑤半島性を克服する交通インフラの充実
課題として
⑤について 海沿いの国道128号線が災害等で寸断された場合、孤立地域が多数発生する
圏央道、茂原長南ICから一宮町までの「長生グリーンライン」の工事が進んでおり、一宮町からいすみ市、いすみ市から鴨川市への高規格道路の建設機運が高まっている。
課題とこれから期待すること
豊かな自然環境が残り、観光地としての魅力も高い外房地域では、都心や、成田空港からのアクセスが悪いため、観光客誘致のための道路要望が行われてきた。
また、能登半島での災害の教訓から、同じような地形で道路課題を抱えている房総半島地域では、減災、防災の面でも、早期の高規格道路建設の要望が高まっている。
しかしながら、津波対策を考慮した場合、多くの山々を削っての道路建設が予想されるため、コスト面や工事期間にも、様々な困難が予想される。
アクアラインには、調査から開通まで30年以上の月日がかかったが、千葉県南部の将来の存続のためにも、少しでも早くの事業の進展が望まれる。
白井市議会議員
平田 新子

ビジョン⑤半島性を克服する交通インフラの充実
課題として
北総線の高運賃
熊谷県知事と北総線の室谷社長との協議により、北総線値下げが一気に叶った。
ビジョン⑨誰もがその人らしく生きる、分かりあえる共生社会を
課題として
白井市ではパートナーシップ(条例なし)などの多様性の取り組みが進まず。
千葉県多様性条例の成立により、白井市でもパートナーシップ制度導入の検討が始まった。
旭市議会議員
﨑山華英

ビジョン⑦子育て世代の知事として「小さな手に大きな未来を」
課題として
子ども医療費の助成、旭市では独自財源で高校生も助成対象だったが償還払いのため助成の利用がしづらかった。また、持病により頻回通院・入院するお子さんの家庭にとって1回300円の自己負担も経済的負担になっていた。
県において県内医療機関団体等との協定やシステム改修により高校生の現物支給が可能になった。また、通院・入院については月額上限制度が新設された。それにより旭市では令和5年度の子ども医療費助成事業について入院・通院含め前年比高校生151%、中学3年生以下も115.6%の増加となった。(R6.9月決算委員会にて質疑)
課題とこれから期待すること
高校生の医療費については受給券により利便性は向上したものの、それだけ市の財政負担が増えたことになる。(当初見込み40%事業費増の見込みが結果として50%ほど増だった)
現在入院については中学3年生、通院については小学3年生までの県医療費助成がさらに拡大すると大変ありがたい。
ビジョン⑧豊かな海づくり、里づくり
課題として
海沿いの地域にも関わらずその地域に住む人(子ども)ほど海を楽しむ機会が減っている。
BOSOサーフィンミーティングの開催、日本サーフィン連盟による小学校でのサーフィン教室。BOSO・・・については2023・2024年いずれも旭市の海岸を会場に、サーフィン教室は2024年に新たに旭市立矢指小学校にて初開催され、多くの市民・子ども達に向けてマリンスポーツを身近に感じられる機会の醸成ができていた。
課題とこれから期待すること
サーフィン教室についてはさらに多くの小学校で(内陸側の小学校でも)開催がされると良いと思った。また、スポーツ庁の事業で日本ライフセービング協会が小学校に赴いて水辺の安全教室を行っている都内小学校の取組を見て、千葉県では海辺の地域だからこそサーフィンの様な楽しさを知る機会に加えて、安全をセットで学べる機会が子供たちにもっと作れると良いと思う。
旭市議会議員
﨑山華英
ビジョン⑧豊かな海づくり、里づくり
課題として
飯岡漁港及び周辺環境の衰退・老朽化とゴミ問題。3.11津波による甚大な被害以降の復旧は進むも復興はまだ
今年度から旭市において県の補助金を活用しての海業推進協議会の設置が決定。飯岡漁港及び周辺の県有地等を活用して地域のにぎわいづくりや観光振興をはかるとのこと。環境整備・雇用の創出などが飯岡地域のさらなる復興が期待される。
課題とこれから期待すること
これについては県ではなく市にかかっているとは思うが、協議会委員の構成が地元漁業関係者や、区長会、県議、市議など、年代と性別が偏ってしまう予感がしている。具体的な事業については専門の事業者にコーディネートをまかせるのかもしれないが、根本的の方向性を決める上で多様な住民の意見が反映される工夫がなされるよう願う。
ビジョン⑨誰もがその人らしく生きる、分かりあえる共生社会を
課題として
女性視点での農業・商業の活性化/女性農業者・経営者の交流機会創出の必要性
地域農業・産地力アップ女性リーダー講座を通じてつながった女性たちが『キュウリ農業女子研修会&交流会in旭』を開催https://www.city.asahi.lg.jp/uploaded/attachment/27621.pdf
課題とこれから期待すること
旭市にはこれまでのコロナ禍にも負けず独自販路の拡大やオリジナルの商品開発、SNS発信を積極的に行う農業女子(主には農家のお嫁さん)が多くみられます。令和6年1月には市内にある多世代交流施設おひさまテラスを会場に、農業だけでなく異業種間で女性が参加しやすい交流会の開催を行ったことで今までになかった商品コラボが始まっているようです。旭市の農業女子からさらに旭市・千葉県の農業が盛んになることを期待します。
